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2008年11月07日 18:38

もう一つの特集「Home for Art」

インスピレーションを刺激し、創造力を生み出す上質な空間。刻々と変化する光に包まれたその空間は、それぞれの個性が存分に反映され、豊かな表情を描き出します。今回は、アトリエとギャラリーを内包した陶芸家の住まいと、美しい楽器に彩られたサロンのような音楽家の住まいを紹介します。


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「Y邸」 静岡 設計/内海智行 ミリグラムスタジオ


1階アトリエに配された前室の壁には、アトリエ兼ギャラリー「38STUDIO」を主宰し、陶芸家、本原玲子の名で活動する彼女自身の体をかたどって製作したユニークなオブジェが。味わいのあるチェストは、捨てられていたもののニスを自ら剥がしてチークオイルを塗装したとか。アトリエやギャラリーは、思わず手に取ってみたくなる作品ばかり。ちなみにno.31の「デザイナーが選ぶ小物」で建築家、内海智行さんが選んだグラスも彼女の作品です。

POSTED AT 18:38 | no.37 | | Comments (0) | TrackBack (0)

2008年11月04日 20:00

和の趣を持つ住まい3軒

今回掲載している住まいは3軒。なかでも印象深かったのは福岡のI邸です。庭のヤマボウシやアカシデがすがすがしい風に揺れ、スピーカーから軽やかなジャズが流れていました。歴史を感じさせる門構えの奥に、純日本建築の母屋と共に水平ラインを強調した平屋建ての建物が。家具やインテリアに対する興味が強く、シンプルで素材の質感が生きた北欧や日本のモダニズム建築を好むオーナーがイメージしたのは、1958年にデンマーク人建築家、ハルドー・グンログソンが建てた自邸。墨色の壁や柱、引き戸を取り入れた住まいは、どこか和の趣を感じさせます。


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「I邸」 福岡 設計/松山建築設計室


そして、空間を彩るのはオーナーが10年以上の歳月をかけて収集した数々の家具。ポール・ケアホルムの「PK22」や、30年もの間使い続けられてきたハンス・ウェグナーの「ザ・チェア」など北欧家具を中心にとしたアンティークの数々。「その時々で興味があるものを取り入れているが、好きなテーストは昔から変わらない」というオーナーの言葉が印象的でした。

POSTED AT 20:00 | no.37 | | Comments (0) | TrackBack (0)

2008年11月04日 18:32

和の特集に合わせて日本の職人を取材

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今回の特集に合わせて取材したのは、職人として正面から石と対峙する石彫家、和泉正敏さん。世界に名を知られる彫刻家、イサム・ノグチさんと共に、歴史に輝く名作を生み出し、石に自らの人生を刻みつけるように、黙々と鑿を打つ和泉さんのスピリットを求め、香川・瀬戸内にある庵治石の里を訪れました。

また、このほか岡山の木地師・仁城義勝さん、京都の表具師・村山秀紀さんも取材しています。

POSTED AT 18:32 | no.37 | | Comments (0) | TrackBack (0)

2008年11月03日 18:31

久々のDesigner Talkは杉本貴志さん

また、今回の特集に合わせて、Designer Talkは、商業空間において世界へ日本のデザイン力を知らしめたスーパーポテト率いるインテリアデザイナーの杉本貴志さんを取材。長年にわたって数多くの華々しい業績を残しながらも、杉本さんの人生観はとてもミニマルです。「わび茶のような暮らしが理想」という杉本さんがたどり着いた場所は、インドネシア・バリ島。豊かな自然が残るこの地に構えた光あふれる茶室とヴィラを訪れ、もてなしの精神や現代人が失った自然観について語りながら、杉本さんと共に日本の原風景を探します。


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光のモザイクに包まれ、自然と対話しながら一服の薄茶をいただく。南国の鳥や虫の声、神聖な清流の音に耳を澄まし、バリの風流を肌で感じながら堪能する茶の湯は格別です。ちなみに、今号の表紙は杉本さんの茶室。床の間にしつらえたのは、椿に見立てて、オランダのジンのボトルに生けたハイビスカス。陰影のある茶室では、熱帯の花も奥ゆかしく見えます。


初めて訪れたバリは、ちょうど乾季が終わりを告げるとき。バリ州都、デンパサールにあるングラ・ライ空港から車で北上すること約1時間。山間部に位置するギャニャール県ウブドは、意外に涼しかったのが印象的でした。短い取材日程でしたが、最終日の夜にはインドネシアの伝統楽器、ガムランの演奏に耳を傾ける機会が。客と亭主が杯を分かち合い、同じテーブルで地元の料理を食して音楽を楽しむという、杉本流のもてなしでした。

 そして、今回は「冷静の美」と題して、原 研哉、深澤直人両氏と杉本さんの鼎談も掲載。お三方は、「無印良品」のデザインアドバイザリーボード。お忙しい方々の予定を合わせるのは、これまでになく大変でしたが、日本のデザインや住まいについて興味深いご意見を伺えました。

POSTED AT 18:31 | no.37 | | Comments (0) | TrackBack (0)

2008年11月03日 11:29

no.37は、特集「和の空気II」

和とは何か。改めて問われると、言葉やかたちでは容易に表現しきれないものだと実感します。伝統や文化は長い年月のなかで進化していきますが、表面的な形態を摸倣するだけでは決して実現し得ないもの。それは、和が確固たる思想に基づいて成り立ち、私たちはそこに漂う風情や根底にある精神に、美しさを見い出すからではないでしょうか。今回は、日本の建築様式を見直し、伝統と対峙し続けるデザイナーや職人の仕事から、これからの住まいの在り方と和の本質を探ります。


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「I邸」 福岡 設計/松山建築設計室

POSTED AT 11:29 | no.37 | | Comments (0) | TrackBack (0)