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2017年08月31日 16:59

From Editor/自分たちでつくる豊かな暮らし

住まいは自分そのものであり、アイデンティティーの表現の場。また、同時に家族のヒストリーを感じられる場でもあります。家具やアートを含め、時間をかけて自分たち好みのものを集めていく……。そこにはさまざまな場所でそれらと出合ったきっかけを始めとする、たくさんの“ビハインドストーリー”があるのです。物質的なものと精神的なものが相まってこそ、真の意味での豊かな暮らしがかなえられるのではないでしょうか。
6月にドイツで取材した住まい(写真)では、アウトドアダイニングとキッチンをつなぐ一角に、花やキャンドルが飾られていました。自然光が差し込むステキなシーンだったので思わずシャッターを切りましたが、オーナーはこのスペースを気に入っていて、この場にふさわしいものが何かを分かっているのだと感じました。この写真を見る人は、その先にどのような空間が広がっていて、どのような人たちが住んでいるのだろうか、という期待感をもつでしょう。それは、写真の向こうにいる魅力的な住み手の顔が垣間見えるからです。

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同じくドイツで取材した別の住まいでひときわ存在感を放っていたのが、アンティークのチャイニーズキャビネット。オーナーの妻が北京から持ち帰ったものでしたが、かつて北京に留学していたというストーリーを夫自ら話していたのが印象的でした。また子ども部屋の天井は、自分たちで一つひとつ埋め込んだ無数のライトがプラネタリウムのような夜空を演出。好きなものや楽しいことに囲まれて育つ、子どもの未来を思う気持ちが込められていました。住まいには、これまでも、そしてこれからも自分や家族のストーリーが積み重ねられていきますが、それをどのようにしてつくるのかは自分たち次第なのです。

Elisa SUMITA, Editorial Director

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