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2016年12月20日 16:00

From Editor/施主がプロジェクトリーダー

前号のno.81では、「住まいを誰とつくるか」について書きました。建築家やハウスメーカーなどが住まいづくりの手助けをしてくれますが、一見、同じようでも仕組みはそれぞれ。都合の良い売り文句に惑わされず、すべてを決めるのは自分自身です。理想をかなえてくれるのは誰かを見極めるのも、実際にプロジェクトがスタートして専門家と共にプランから内装の仕様まで決めるのも。分譲の戸建てやマンションを購入するのとは異なり、誰に依頼するにせよ、さまざまなことに時間も費用も要するため、住まいづくりの全体の流れを知っておくのは重要です。忙しい日常のなかで、新たな住まいづくりに取り組むのは大変ですが、専門家が自分の望みを想像以上のかたちにまとめてくれたときの喜びはひとしおでしょう。 

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パリで取材したFrey邸(写真)では、シンプルなデザインながら素材感が豊富で、住み手の楽しい暮らしを見ることができました。しかしながら、こだわりのインテリアにする場合は落とし穴がある場合も。質の高いものを見れば見るほど目が肥え、海外製品を選びがちになるからです。在庫をもつのが基本の日本のメーカーとは違って海外メーカーは受注生産品が多く、納期を要するものがほとんど。カーテンや家具は後からでも可能ですが、建材はそうはいきません。現在、進めているリノベーション物件で発注したフローリングは納期が3カ月かかり、工期を延ばす結果に。最初に内装の仕上げや家具といったインテリアをどのようにしたいか、詳細なイメージを設計者に伝えることが大切です。誰もがそう何度も経験できない住まいづくりですが、プロジェクトリーダーは施主にほかなりません。まずは依頼先という入り口を間違えないための最初の一歩として、今号の特集を読んでいただけると嬉しいです。

Elisa SUMITA, Editorial Director

POSTED AT 16:00 | no.86 | | Comments (0) | TrackBack (0)