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2016年10月27日 18:05

From Editor/経験が想像力を養う

東京・六本木にあるナショナルインテリアのショールーム(16頁に掲載)の一部をファブリックでトータルコーディネートするプロジェクトがようやく完成しました。一般の住まいのコーディネートとは違い、今回はファブリックの可能性を提案するのが目的。コストを考えずにさまざまなチャレンジができたのは、ものづくりをしていくうえで大いに役立つ経験となりました。また、多くの人に体験してもらえる場所であるのも嬉しい限り。カタログと生地サンプルだけで、提案する家具の仕上がりをクライアントにイメージしてもらうのは決して容易なことではないからです。

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先日、完成したプロジェクトの女性クライアントに、このショールームでカーテンの吊りサンプルを見ながら、吹き抜け空間に天井から床まで約5mもある長いカーテン(写真)を提案。彼女の要望はヨーロピアンスタイルの柔らかな曲線を描くインテリアでしたが、吹き抜けには海外のような縦長の大きな格子窓はなく、上下に既製品の窓が配置されていました。そこで、その上下の窓とそれをつなぐ壁を一枚のカーテンで覆って大きな窓であるかのような錯覚をもたせ、直線的な空間に緩やかさを与えることにしました。

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私たちは日々洋服をコーディネートし、季節によって衣替えをするなど、何度もトライ&エラーを繰り返しながら自分に合うものが何かを知ります。しかしながら、自分の住まいとなると難しく、飽きがこないことを念頭に入れるため、どこにでもある無難なものを選びがち。想像力を養うにはたくさんの経験が必要ですが、失敗を恐れずスパイスを効かせた唯一無二のインテリアを実現したいもの。経験がない分、コーディネートのプロの手を借りるのも良いかもしれません。

Elisa SUMITA, Editorial Director

2016年10月27日 18:05 | no.85 | | Comments (0) | TrackBack (0)