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2015年08月24日 18:26

From Editor/自分の色をつくる

6月、久々に取材で訪れたアムステルダムとパリ。特にパリは、前回にも増して魅力的な街に見えました。初めて訪れたクリニャンクールの蚤の市は、世界屈指のアンティークマーケット。フランスのエスプリを利かせたライフスタイルブランド、ASTIER de VILLATTE (アスティエ・ド・ヴィラット)のBenoît(ブノワ)とIvan(イヴァン)のゲストルームを取材した際に、彼らが「家具は拾ってきたり、蚤の市で見つけたりと、Ikeaより安かった」と語るほど、人々にとって蚤の市は身近な存在なのでしょう。見るだけでも1カ月はかかりそうな膨大な商品が一堂に会するエリアがあるのはうらやましい限り。パリには、古いものを大切にしながら新しいものを生み出す独特な世界観を感じます。

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今回、取材したパリ郊外のデザイナー、José Esteves (ジョゼ・エステヴ)とインテリアスタイリストのMonique(モニーク)のセカンドハウスは空間ごとにテーマがあり、所狭しと並べられていたものの多くはブロカントやアンティーク、ヴィンテージの数々。グリーンとブラックが好きだと言う彼女の手づくりランチは、食器もテーブルクロスもグリーン。また、ファミリーダイニングのテーブル (写真)は、生花だけでなくフェイクのフルーツまでも赤でまとめた完璧なセッティングで、すべての場所に効果的に色がとり入れられていました。

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一方、パリ10区にあるアーティストのAurélie Mathigo (オーレリー・マティゴ)のアトリエ兼自邸 (no.79に掲載予定)は、大人の女性のなかにかわいらしさを持つインテリアが印象的でした。エントランスを入った所にあるコンパクトなキッチンは、壁と床に柄の異なるタイルを用い、彼女がデコラティブなASTIER de VILLATTEのダイニングテーブルに合わせていたのはラフなデザインのイス。壁やチェストなど至る所に、彼女の作品とさまざまなオブジェが飾られていました。

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自分のインテリアの好みが定まったのは、本誌を創刊して4年を経たころだったでしょうか。海外取材の際には必ずインテリアアイテムを買い求めるようになり、今でも気に入りのアンアン製キャンドルスタンドに出合ったのはベルギー・アントワープの蚤の市でした。以来、モダンデザインにアンティークやヴィンテージなどを合わせるミックススタイルを実践しています。旅のスーベニールや一つずつ買いそろえた家具やオブジェを織り交ぜて、絵の具のパレットのように自分だけの色(世界)をつくる。それこそが真の意味でのライフスタイルであり、アイデンティティーのある楽しい暮らしなのです。

Elisa SUMITA, Editorial Director

POSTED AT 18:26 | no.78 | | Comments (0) | TrackBack (0)