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2012年12月19日 13:36

The Log Luxury BY HONKA

バルト海に面するロシア第二の都市、サンクトペテルブルク(旧レニングラード)から北へ車を走らせること約1時間、湖畔の森に広がる高級住宅地「コッパーレイクエリア」を訪ねました。本誌が前号(no.61)で取材したフィンランドのログハウスメーカー・HONKAが、開発から建物の建設までを手掛けた32万㎡の広大な敷地は、3000〜4000㎡の敷地に区画分譲され、オーナーの希望に合わせたデザインによる45棟の「ログホーム」が立ち並んでいます。外部建築家と共に生み出されるログを用いたラグジュアリーなこれらの「ログホーム」から、モダンとクラシック、対照的なコンセプトによる2軒を紹介します。


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ホンカがロシアに輸出を開始したのは1992年。年輪が密で堅牢なフィンランド産のポーラーパイン材とポーラースプルース材を使い、ログハウス建設実績世界トップクラスの経験に基づく技術により、ロシア国内で確固たる地位を確立。ハイエンドな住宅地開発の実績も多く、その一つであるコッパーレイクエリアは、都心に仕事を持ちながら自然に囲まれた豊かな暮らしを求める富裕層のニーズに応えて2007年に完成しました。敷地内には、公園やプライベートビーチも完備。敷地の一角、湖を見下ろす斜面の上部に立つA邸は、マツやシラカバの木々に溶け込むダークブラウンのログが印象的です。

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設計を手掛けたロシア人建築家、Sergey Rogulev(セルゲイ・ログレフ)がイメージしたのは、ホンカのログに御影石やガラス、メタルなど硬質な異素材を組み合わせた「力強いログホーム」。建築面積約450㎡の大空間を設計するうえで、「線」の素材であるログに、「面」の素材として石やガラスを合わせ、均整のとれたプロポーションとモダンな表情を表現しました。異素材の色や質感を引き立てるため、ログは室内外共にダークブラウンにペイント。緑に調和しながら存在感を放つマッシブな外観は、ログのイメージを一新します。

A Residence St. Petersburg, Russia  Architecture : Sergey Rogulev




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シャンデリアの灯りに浮かび上がる繊細な天井画。豊かなドレープのカーテンが流れるようなラインを描き、縦長の開口に絞り込まれた午後の光が、アンティークの家具やログの壁に陰影を描き出しています。森の中に佇む中世の貴族の住まいをイメージしたオーナーに対して、設計を担当したロシア人建築家、Slava Valoven(スラヴァ・ヴァロヴェン)は、18世紀後半、古代ギリシャやローマ時代の復古を受けた新古典主義様式にヒントを得てデザインを開始。堅牢性と断熱性に優れたホンカの素材と高い技術を生かして、オーナー所有のアンティーク家具がなじむ、時を越えた心地良さが宿る住まいを実現しています。

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M Residence St.Petersburg, Russia Architecture : Slava Valoven

POSTED AT 13:36 | no.62 | | Comments (0) | TrackBack (0)