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2012年12月14日 10:35

今日は、この3カ月で一気にインテリアを進めてきた住宅の引き渡しの日。フィンランド取材から帰国したと同時にプロジェクトがスタートし、その二週間後にはオーストリア取材が控えていました。前任のインテリアコーディネーターが辞めてすでに3カ月以上が過ぎていたものの、12月半ばの竣工に向かって建築工事は着々と進むなか、すぐに決めなくてはならなかったのはキッチンの仕様。これまでの内容を確認し、仕上げを考えるだけでなく全体のプランも一部変更すると共に、造作家具や建具の打ち合わせも。住宅インテリアの仕事のほとんどは、キッチンや洗面、トイレなどの造作収納のデザインに尽きると言えます。1回に半日以上を要する打ち合わせを含め、次の取材に出るまでにどれほどクライアントとやり取りを重ねたことか。
現在の状況を把握しながら、彼らの望みをヒアリングし、次々と期限が迫る事項を決めていかなければなりません。竣工まで残すところ3カ月となると変更できないことが多く、自由度はかなり制限されます。造作関係の後は壁紙や建具、、、とは言え、躯体がほぼ立ち上がるなか、壁や天井はクロス仕様が条件で、居室の扉や窓も決められた製品のなかから選ぶことに。しかし、見積もり上で1,000円/㎡程度でスペックされたクロスに、それより安価な量産クロスを含め、一部海外の紙クロスを使用するなど、フロアごと、トイレやバスルームなど居室ごとに変化をつけることにしました。
明日の引っ越しを控え、今日は午後から家具納品のほか、ダイニングに吊るしたペンダントライトの高さの微調整や、今後の打ち合わせも。まだ、造作の残工事と屋上テラスやアートのことが残っているからです。住宅は竣工したときがスタート。本来なら3~5年をかけて完成させるインテリアを、可能な限り早くと急ぐ日本人が多いなか、時には一息ついて振り返る時間も必要でしょう。私たちでさえも、全体ができてみないと分からないこともあるからです。
来週はもう一つのプロジェクトの引き渡しがあり、また来年春と夏に竣工予定のプロジェクトもスタート。新たな気持ちで、キッチンと造作収納を一から打ち合わせする日々です。