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2011年10月31日 18:15

張り地を変えるだけで変わるソファの印象

 急に寒くなったかと思えば、またジャケットがいらなくなる。冬の訪れが遅いのは私たちにとっては嬉しいこと。とはいえ、来週は今年最後の名古屋ロケ。後は年末進行に向けて、ラストスパートです。
 東京では毎年恒例のデザイナーズウィークが始まり、外国人デザイナーたちが来日。10月27日には、カッシーナ・イクスシーにシャルロット・ペリアンの娘であるペルネット、トーヨーキッチンにはハイメ・アジョンの姿が。カッシーナ・イクスシーの2階奥のコーナーには、ペリアンの家具をコーディネートしたスペースがあり、時代を感じさせないインテリアに仕上がっていました。前号で紹介した2010年の新作「LC2」(no.54、103頁)は、カラーフレームに加え、張り地のファブリックも多数そろっています。

01_pe.jpg
カッシーナ・イクスシー「LC3」


 ミラノで新作「LC」を見た時に思い出したのが、東京・新宿の「パークハイアット東京」(1994年開業)。41階のロビーからレストランに続く通路に、このカラーファブリックを用いた「LC」がさりげなく置かれています。オープン当初からあるのですから、さすがジョン・モーフォード(同ホテルのデザインを担当)。当時、彼の洗練されたデザインに、インテリアデザイナーは刺激を受けたものです。
 ソファやイスは、仕上げを変えるだけで、定番ともいえる従来品とはまったく違うものになります。「LC」でいえば、クロムメッキ仕上げのフレームと黒のレザー張り……。日本の住宅を取材していて、残念ながらこれ以外の仕様を見たことがありません。ここ数年、ミラノ・サローネでは、名作やヒットしているソファの張り地を変えたものが数多く発表され、良いデザインは時代と共に進化するのだと感じます。日本でも、自分らしさの表現を、ファッションだけでなく住まいでもぜひ実現してほしいものです。今、インテリアコーディネートを担当している個人邸のために、ソファをオーダーしています。フレームとシートのクッションに色違いの張り地を選び、オプションのクッションは張り地を変えてオーダー。部分的に革も使用しています。本誌で紹介できるのは春ぐらいになるでしょうか。自分の好みが分かるまでには少し時間がかかりますが、時にはそれを手伝ってくれるプロのパートナーが必要かもしれませんね。

2011年10月31日 18:15 | no.55 | | Comments (0) | TrackBack (0)