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2011年04月15日 10:04

 東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆様、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

 そのとき、私たちはまさに撮影を終えた直後でした。キッチンリノベーションの施工レポート取材で、スタッフ、カメラマン、職人を含め総勢7人。築10年のマンションの5階にいましたが、大きな揺れでもモノが落ちることはありませんでした。施工期間約一週間の取材を予定していたので、翌日の土曜日も同様に工事。ようやく電話が通じるようになり、印刷会社から本の納品や次号の用紙の件、スタイリストからは週明けの撮影についての連絡が相次ぎましたが、今後、どのような状況が起こるかを予測することは困難でした。
 静かな週末から一転して、週明けの東京は交通マヒに伴い大混乱に。液状化現象が起こった千葉・浦安市周辺に住む職人もいましたが、都心に向かう高速道路が大渋滞するなか、それでも午前9時には皆が集まり、時折ニュースに耳を傾けながら黙々と作業を継続。余震が続き不安な気持ちを抱えながらも予定通り工事を完了させなければならないからです。あるとき、渋滞に巻き込まれた職人の一人が午後3時に到着し、その後7時間かけて床の長尺シートを貼って帰りました。通常、工事は午前9時から午後6時までですから、住宅の現場でこのような事態になることを想像もしていなかったはず。
 一方、私たちも週明けから予定通り撮影を行いました。神奈川・横浜市の戸塚から通うスタッフの一人は、4時間半かけて千鳥が淵の現場に。結局、no.51も無事店頭に並べられることになりました。亡くなられた方々のご冥福を祈り、被災地の一日も早い復興を願いながらも、私たちは日々前へ進んでいかなければなりません。日本人としてここに生まれ、それぞれがこれからどう生きるかを考える機会でもあるのです。今、平和であることの意味を改めて考えます。常々、夜の街並みが明るすぎると感じていました。今はまるでヨーロッパのようです。看板に照明は必要ないし、住まいは適光適所、今いる場所の明かりさえあれば良いはず。これまで当たり前だったことを見直してみる。新しい習慣もすぐ日常になります。今は、皆が心から幸せを感じる日が一日も早く来ることを願うばかりです。

POSTED AT 10:04 | no.52 | | Comments (0) | TrackBack (0)