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2008年07月08日 22:36
no.35は久々のファブリック特集
真っ白な空、降り続く雨。二週間ぶりの東京は、まだ梅雨が明けそうにありません。気づけば、もう7月。一年の半分が過ぎてしまいました。
初めて降り立ったスウェーデンの地。日本の住まいで見慣れたはずの北欧家具たちは、北ヨーロッパの街や建物に実にしっくりとなじんでいるように感じました。空港の待合に置かれた真新しいエッグチェアを始め、レストランに配されたルイス・ポールセンのコラージュランプ、住まいやストゥディオに置かれている時を経たセブンチェアまで、とにかくそこかしこに北欧メードのものたちが溶け込んでいるのです。スウェーデンは、北欧のなかでも次々と新しいものたちが生み出される国。日本でも知られているトーマス・サンデルやCKRなどがデザインしたプロダクトや住まいに見られるよう、デザイン業界には活気がみなぎっているようです。新築の住まいはシンプルでモダンですが、日本に比べてかなりソフトな印象。外壁はほとんどが板張りで、白染色を施したパイン材のフローリングを数多く目にしました。地盤は巨大な岩が多いため、基礎をつくる際に爆破することも。また、住宅を建てる際は、近隣に図面などを公開しなければならないうえ、万が一反対された場合、建設することができません。とても笑えたのは、どのキッチンにもイケアのアイテムがあったこと。そういえば、イケアのロゴはスウェーデンの国旗と同様、黄色と青の組み合わせです。人々の暮らしに溶け込んでいるように感じました。
6月のスウェーデンは、ミッドサマー(夏至祭のことで、日本の正月のようなもの)、なかなか沈まない太陽、クルクルと変わる天気、そしてハーリング(鰊)。長い長い夕方が続いた後、11時半ぐらいにようやく夜を迎え、深夜3時半ぐらいには日が上るのですから、仕事を終えて夕食の席に着くころも、せいぜい東京の夕方4時半程度の明るさで、何だか得した気分になります。何より羨ましいのは、ストックホルムから車を20分ほど走らせたところに、森と湖に囲まれた住まいを持てること。そして、それにもかかわらず、多くの人たちがサマーハウスを所有する社会環境。ほとんど昼のない寒い冬を除けば、とても魅力的な国です。
さて、no.35は久々のファブリック特集です。7社のメーカーにご協力いただきながら、アイテム制作のためにあれこれファブリックを選んでいたのが、遥か昔のことのように感じられます。クオリティーの高いファブリックを用いて、自分の空間に合わせたオリジナルアイテムをつくる。これは病みつきになること請け合いです。表情豊かなファブリックを取り入れ、暮らしをもっと楽しくしましょう。
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